2023年9月21日 - ヘアケア
前髪が風で乱れるのはなぜ?じつは前日のケアの方法を間違えているのかも?
髪型で最も印象が付きやすい箇所は、前髪です。
少しでも前髪が乱れると、気になってしまう人も少なくありません。
特に外に出たら、風で乱れるといった悩みを抱えていませんか?
この前髪が乱れる悩みを抱えている人は、予防するのにポイントが必要になります。
そのポイントについてまとめてみました。
結論をお伝えすると、前髪が風で乱れないようにするには、前日の下準備がとても効果的ということです。
前髪が風で乱れる原因
前髪も含めて、髪の毛というのは、周りの環境によって形状が変わります。
特に前髪は、風が当たりやすいため、どうしても外出すれば乱れてしまうもの。
以下のような原因で、前髪が崩れてしまいます。
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- 外気の湿気
- 髪の乾燥
これらの原因に合わせて、うまく対策しておいてください。
下準備が特に大事になるので、外出する予定があるのなら、その日の夜はしっかりケアしてあげましょう。
原因《1》外気の湿気
前髪が風で乱れる最も多い原因が、外気の湿気です。
髪の毛というのは湿気を吸収すると、キューティクルが開いて中の構造まで変えてしまいます。
前髪が湿気を吸収すると、1.5倍ほど膨らむと言われているためです。
もちろん、均等に膨らめば、そこまで前髪は乱れないかもしれません。
しかし、実際は不均一に湿気を吸収するため、その結果うねりが出て前髪が乱れます。
できるだけ湿気を吸収させない前髪のケアが必要になるので、そのために前日からケアしておきましょう。
原因《2》髪の乾燥
これはドライヤーの風と同じですね。
空気が乾燥した季節になると、風の当たりすぎで髪の毛が乾燥します。
前髪は乾燥すると、パサついて髪が広がってしまうので、セットが崩れる原因となります。
前髪のケアのやり方は、環境によって変える必要があるんです。
風で乱れる前髪をきれいなままの状態にするためのポイント
風で前髪を乱れさせたくない人は、ポイントを抑えてケアをしていきましょう。
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- 朝のブローは髪を根元から濡らす
- ブローで土台作り
- スタイリング剤を使って固める
大きく分けて3つのポイントがあるので、それを参考にやり方を変えてみてください。
ポイント《1》朝のブローは髪を根元から濡らす
まず、前髪を風で乱さないためには、朝にブローをしておく必要があります。
その前に、しっかり根元を濡らさないと、ブローの効果があまり出ません。
忙しい朝だからこそ、丁寧に髪を濡らす意識をしておく必要があるわけですね。
髪を濡らすと、髪内部の構造までしっかり形を変えてくれます。
根元まで対策ができた髪は、少しの風では前髪が乱れません。
土台作りをしていると思って、しっかり根元から髪を濡らしてみましょう。
濡らす時に溜め洗いをするように、頭皮に水が当たっていることを確認してセットの準備をしてあげてくださいね。
ポイント《2》ブローで土台作り
- ブローのやり方
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- しっかり根元まで水で髪を濡らす
- 余計な水分はタオルで拭き取る
- ドライヤーを弱風にして根元からゆっくり乾かす
- クセの反対に流しながら髪を乾かす
- 毛先はチラして8割ほど乾かす
- 基本的に風は後ろから当てる
ブローというのは、ブラシとドライヤーを使ってセットをする方法です。
しっかり髪を乾かしながら、髪の形を整える方法になります。
前髪であっても、ブローがしっかりできている人は、風だけでは前髪が乱れませんよ。
その際に、いつもの毛流れと反対に流しながら髪を乾かしてみてください。
また、弱風にしてゆっくり前髪をセットできれば、失敗を最小限に抑えられます。
ポイント《3》スタイリング剤を使って固める
- おすすめのスタイリング剤
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- しっかりキープするならスプレー
- 質感重視はヘアオイルや濡れ感が出るワックス
- ササっとその場で整えるならマスカラタイプ
スタイリング剤を使ってセットすることも、前髪を風で乱さないためのポイントです。
じつは、ただ髪をセットするだけがスタイリング剤の目的ではありません。
髪にコーティングする役割もあるため、上記で紹介した風で乱れる原因を抑えてくれます。
外気に湿気があったとしても、スタイリング剤でカバーしてくれるでしょう。
逆に空気が乾燥しているのなら、表面の保湿は十分です。
さらに、髪の質感まで変えられるので、前髪もスタイリング剤を付けると効果的です。
※参考:40代なら前髪を作る意味がある!メリットとおしゃれに見えるおすすめ3選
風で乱れる前髪をキープするためのセット方法
風で前髪を乱させないためには、セットの方法も知っておく必要があります。
ちょっとした工夫で変えられるので、うまく活用してみてください。
ブローをする時はドライヤーの風を冷風にしておく
まず、前髪をセットする時は、ドライヤーの風を冷風にしておきましょう。
髪の毛というのは、基本的に風の温度によっても影響が変わります。
- ドライヤーの風の温度で変わる影響
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- 温風:今の形をリセットする
- 冷風:希望の形に形作る
例えば、前髪に寝癖がついていたとします。
その寝癖の状態を崩すには、冷風を使っても意味がありません。
最初に水で髪を柔らかくしておきましょう。
※参考:寝癖がつきやすくなった…5つの原因と簡単にできる2つの対策を暴露
そして、温風でさらに寝癖の形をリセットさせます。
前髪の形を作るためには、これも温風だけではうまくいきません。
形を付けるためには、冷風の力が必要になるわけですね。
つまり、風の影響を受けにくくさせるためには、冷風で形をしっかり付けさせる必要があります。
冷風を使ってブローをすれば、キューティクルが締まって、風の影響を最小限に抑えられるんです。
アイテムを使いこなす
また、アイテムも使いこなしたほうが、前髪を風から守りやすくなります。
直接的な影響はありませんが、間接的に効果が発揮されるので、以下のアイテムは持っておいて損はありませんよ。
- おすすめのアイテム
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- マジックカーラー
- コーム
- スプレー
前髪をブローする際に、マジックカーラーがあれば便利です。
前髪を巻きつけておくと、後はドライヤーの風を当てるだけ。
セットが楽になります。
コームがあると、スタイリング剤を均等に付けられるので、これも活用しておきましょう。
スプレーは、固めるタイプだけでなく、ソフトタイプも使ってみてください。
コーティング力が高いので、外気の影響を受けにくくなりますよ。
風で乱れない前髪を作るためには前日の夜から準備しておこう!
ここまで、前髪が風で乱れる時の対策についてまとめてみました。
当日にするべき方法ばかりでしたが、前日の夜に準備をしておいたほうがいいこともあります。
じつは上記で紹介した当日の対策は、全て前日の夜に対策をしていることが前提です。
- 前日の夜にするべき準備
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- 濡れた髪はしっかり乾かしておく
- アウトバストリートメントで保湿しておく
- 育毛剤などで頭皮の状態を整えておく
前日の夜にケアができていると、当日のセットがスムーズになります。
特に前髪は繊細な部分です。
ダメージを抑えておくようにケアができていると、乾燥や湿気から守りやすくなるでしょう。
また、長期的に見れば、頭皮の状態を整えておいて損はありません。
生えてくる髪の毛が元気のない状態だと、ちょっとしたダメージですぐ前髪が乱れてしまいます。
育毛剤で頭皮をケアしておくようにしておいてくださいね。