2023年9月14日 - ヘアケア
パーマ後は24時間シャンプーしたらダメ?本当の理由と正しいやり方
パーマをかけてもらったら、24時間はシャンプーをしたらいけない…。
このようなことを言われた経験がある人は、誰でもあると思います。
これはパーマの基本となりますが、本当の理由を知っている人は多くないでしょう。
じつは24時間という時間には、理屈がしっかりあります。
守っていれば、パーマの効果だけでなく、持ちまで良くなるので遵守するようにしましょう。
頭皮の状態を悪くさせない意味もあるので、白髪や薄毛で悩んでいる人も要チェックです。
パーマ後のシャンプーは24時間?

パーマをしようと考える人の中には、細毛でもっとボリュームを出したいと感じている人もいると思います。
髪の毛に動きを出せばふんわりと仕上がるので、セットも楽になる人もいるのは事実です。
※参考:細毛で悩む人ほどパーマの付き合い方を意識して!かかりにくいって本当?
ただし、パーマ後にすぐシャンプーをしてしまうと、あまり良くありません。
それはなぜなのか知っておくと、パーマのメリットが持続しやすくなりますよ。
そもそもシャンプーをする目的とは?

パーマ後は24時間シャンプーをしてはいけない理由を知る前に、シャンプーについて知っておきましょう。
少なくともシャンプーというのは、スカルプケアの役割が大半を占めています。
※参考:スカルプケアとは?勘違いしてる人のための方法とポイント総まとめ
スカルプケアとは、簡単にいうと「頭皮の状態を整える」ためのケアです。
皮脂の汚れを洗い流して、健康的な毛穴をキープするのがメインの目的だと思っていいでしょう。
それと、パーマのどこに関係があるのか、勘がいい人ならなんとなくイメージできると思います。
シャンプーは頭皮だけでなく、毛先まで付くもの。
毛先にシャンプーが付いたら、パーマをかけた部分に悪影響が出てしまいます。
シャンプーを24時間ストップさせる理由

パーマをかけて24時間は、シャンプーをしないほうがいいとされる理由は、シャンプーに問題があるからです。
もともとシャンプーというのは、上記でも紹介したように、皮脂などの汚れを洗い流すのが目的になります。
とはいえ、皮脂が洗い流されるのなら問題ありません。
以下の2つがトラブルを起こしかねないので、時間を空けてシャンプーを使いましょう。
- シャンプーを24時間ストップさせる理由
-
- パーマの持ちをよくさせたいから
- 頭皮が敏感になっているから
シャンプーは皮脂だけでなく、パーマの薬剤も一緒に洗い流してしまいます。

パーマ剤というのは、形がしっかり定着するのに一定の時間が必要です。
長ければ長いほうがいいのですが、「最低でも24時間」とされています。
この時間より早くシャンプーで頭を洗ってしまうと、希望の髪型に仕上がりません。
また、パーマ剤の影響で頭皮が敏感になっているのも問題です。
シャンプーによって頭皮の皮脂がなくなるため、ちょっとした刺激でも炎症を起こすリスクが高まります。
できるだけシャンプーをするタイミングを空けて、頭皮を休ませてしまいましょう。
理想は2日

パーマ剤は、髪の毛に浸透して少しずつ髪の形を変えていくため、どうしても時間がかかります。
もともとパーマというのは、薬剤の化学反応によって髪の形を変える施術だからです。
そのため、「最低でも24時間」空けないと髪の毛が定着しません。
あくまで24時間というのは、最低ラインだというのは忘れないでくださいね。
パーマをかけても、すぐに落ちて理想の髪型にならないと思っている人は、2日間はシャンプーを使わないようにしてみてください。
本来はこれだけの時間を置くのが、パーマだと理想とされているためです。
シャンプー以外にもNG行為がある

パーマの持ちが悪い時は、シャンプーをするタイミングだけが原因ではありません。
じつは、様々な原因によってパーマの持ちを悪くしている可能性があります。
-
- 頭皮をかきむしるようにゴシゴシを洗う
- 髪を引っ張りながら頭を洗う
- 極端にドライヤーで乾かす
- 自然乾燥 など
パーマ後の髪の毛は、思ったより繊細な状態です。
それなのに頭皮をゴシゴシ洗ってしまうと、頭皮だけでなく、髪の毛もボロボロの状態になります。

薬剤が流れ出る上に、髪の毛が引っ張られることで、理想の形に仕上がりにくくなるでしょう。
引っ張りながら髪を洗う時も同じです。
できるだけ髪の毛を丁寧に扱ってシャンプーをしてみてください。
また、極端な乾燥や湿気が付いたままキープするのも、髪の毛に負担になります。
どちらもパーマの持ちを悪くさせるので、トリートメントなどで保湿をして髪の毛を労わりましょう。
パーマ後のシャンプーのやり方

パーマ後にシャンプーをしてはいけないといっても、中には我慢できない人もいるでしょう。
そんな人は、正しいシャンプーのやり方をマスターしてみてください。
パーマは、ぺたんこの髪型をカバーする役割があります。
※参考:40代女性の頭はぺたんこ?髪型でカバーするためのおすすめ3選!
正しく頭を洗えるようになれば、べたつきがなくなり、ふんわりした髪型をパーマ後もキープできますよ。
24時間以内はお湯だけで汚れを落とす

パーマ未経験の人の中には、パーマ後にお風呂に入っていて、「水が髪の毛にかかってしまった…」と不安になったという人がいます。
確かにパーマ後のシャンプーはNGですが、水がかかるくらいなら問題ありません。
それは、パーマ後に頭を洗いたくなったら、お湯だけで汚れを落としていいからです。
もちろんパーマ剤自体は落ちますが、シャンプーで頭を洗い流すよりは薬剤が頭に残るので安心してください。
パーマ後の24時間以内に頭を洗いたい人は、お湯を使って頭を洗いましょう。
ただし高温のお湯ではなく、ぬるま湯で洗うとパーマ剤が落ちにくくなりますよ。
- スタイリング剤が付いている場合
-
- シャンプー剤を毛先について、引っ張らずにやさしく落とす!
中には、パーマをかけたからと、スタイリング剤まで付けてセットしている人もいるかと思います。
そんな時はお湯で洗ってもスタイリング剤は落ちません。
シャンプー剤を使って洗い流す必要はありますが、いつもよりやさしく洗うように心がけましょう。
パーマの持ちをよくしたいのなら、当日にスタイリング剤を付けないように心がけてくださいね。
24時間以降の洗い方

48時間は理想だと紹介しましたが、流石に2日頭を洗わないと、気持ち悪いと感じる人もいるでしょう。
そんな人は、パーマ後に24時間経っているのなら、シャンプーで頭を洗って問題ありません。
その時は、特に髪をやさしく洗うよう心がけてください。
- 髪をやさしく洗う方法
-
- 適量のシャンプー剤を泡立ててから頭に付ける
- ぬるま湯で洗い流す
- 頭皮や髪の毛をゴシゴシこすらない
最低でも上記の3つは守って、丁寧に頭を洗うようにしてください。
これを守るだけでも、パーマの持ちはかなり変わってきますよ。
パーマ後に使うシャンプーの選び方

パーマ後のシャンプーは、洗い方だけでなく、シャンプーの選び方も大事になります。
-
- 洗浄力が弱くてやさしいシャンプー
- 髪の毛を補修できる成分が多く含まれたシャンプー
- できれば保湿力が高いシャンプー
上記に当てはまるシャンプーを選ぶようにしましょう。
パーマのもちだけでなく、頭皮の状態を悪くさせないためにも、シャンプー選びは意識してくださいね。
洗浄力が弱くてやさしいシャンプー

洗浄力が弱いシャンプーを選ぶと、皮脂が適度に残ってくれます。
皮脂は頭皮だけでなく、髪の毛にも影響が出るものです。
洗浄力が強すぎると、毛先に付いたパーマ剤まで洗い流され、持ちが悪くなってしまいます。
頭皮もより敏感になるので、できるだけ洗浄力が弱いシャンプーを選んでくださいね。
髪の毛を補修できる成分が多く含まれたシャンプー

髪の毛内部までパーマ剤は浸透するため、補修成分が含まれたシャンプーを選ぶと安心です。
- 補修成分の一例
-
- 加水分解ケラチン
- ヘマチン
- コハク酸 など
上記はあくまで一部ですが、補修成分が配合されていると謡っているシャンプーを選ぶと間違いありませんね。
できれば保湿力が高いシャンプー

パーマ後に髪の毛や頭皮に負担がかかるのは、乾燥が関係しています。
保湿成分が配合されていれば、外からの刺激から髪の毛や頭皮を守ってくれるでしょう。
- 保湿成分の一例
-
- コラーゲン
- グリセリン
- セラミド など
これらの成分が入ったシャンプーを選ぶと、よりパーマ後の仕上がりに変化が出てきます。
頭皮のダメージを抑えるためにシャンプー選びと同時に育毛剤選びもしよう

パーマというのは、化学反応によって髪の毛の形を変える施術です。
そのため、髪の毛だけでなく、頭皮にも負担がかかります。
頭頂部が潰れるからと頻繁にパーマをかけてしまうと、余計に髪の毛が細くなってしまうので注意しましょう。
そこで、パーマ後は育毛剤を使って頭皮の状態を整えるのも大事になります。
※参考:育毛成分について知りたい人への説明書!おすすめの選び方は○○だ!
育毛成分は様々ありますが、炎症を抑える成分も含まれます。
パーマ後の頭皮のケアは、シャンプーだけに頼らずに、トータルで状態を整えられるようにしてくださいね。